ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | カルモ公園=プラネタリウムが再開=07年からの工事が終わり
天井に映し出された満天の星(Cesar Ogata/SECOM)
天井に映し出された満天の星(Cesar Ogata/SECOM)

カルモ公園=プラネタリウムが再開=07年からの工事が終わり

 サンパウロ市東部のカルモ公園内にあるプラネタリウムが、8日から再開された。2005年に開設されたプラネタリウムは、改修工事が始まった2007年以降、ずっと閉鎖されていた。
 最大の問題は水漏れなどの水周りで、電気関係の問題もずっと続いていたため、改修が必要だった。座席や床にも手を入れて、スタッフも刷新。プロジェクターその他の機材の修理や更新も行ったという。
 営業再開を祝うセレモニーに出席したハダジ市長は、「部品交換などが必要な部分は最新の技術を駆使して全て修理したから、これからは何年間も閉鎖などせずに営業できるはず」と強調した。
 近所に住んでいながら中に入る機会がなかったという婦人は、「やっと私も中が見られた」と喜んだ。また、「多額の金をかけた公共施設だというのに、10年も閉鎖されたままなんて普通だったらありえない」と呟く販売員もいた。

銀河なども映し出せる最新型のプロジェクター(Cesar Ogata/SECOM)

銀河なども映し出せる最新型のプロジェクター(Cesar Ogata/SECOM)

 更新されたプロジェクターは好評で、銀河や星が手にとるように見える。館内には望遠鏡をのぞいたり、書籍を閲覧したり出来るコーナーも用意されている。
 2005年に開設された時に子供達を連れてきたという男性は、「質の高い改修工事がされたのなら、この地域に住んでいる人達には御の字だ」と喜んだ。
 プラネタリウムは土曜日と日曜日、休日の未の営業で、上映時間は10時、12時、15時、17時の4回。上映時間は30分で、入場は無料。5歳以上なら誰でも閲覧できる。(9日付G1サイトなどより)