フェルナンド・ハダジサンパウロ市長が不当な方法で交通違反を摘発、罰金の使途も不適切だったとして民事訴訟の被告となったと20日付エスタード紙が報じた。
同市長とジルマール・タット市交通局長、元、現財政部長のマルコス・クルス、ロジェリオ・セロン両氏に対する訴状は19日に受理された。
マルセロ・ミラーニ、ネルソン・サンパイオ・デ・アンドラージ、ウィルソン・リカルド・タフィネル、オターヴィオ・フェレイラ・ガルシアの4人の検察官が提出した訴状によると、サンパウロ市長たちは「罰金を稼ぐ事を主な目的として、速度オーバーを検知する電子計を過度かつ不適切な場所に増設し、罰金を本来定められた用途以外に使った」という。
検察側は罰金収入をバスターミナルや自転車道の建設費、交通工学公社(CET)職員の給与の支払いなどにまわすのは違法だとしている。