モデル出身のテレビの女性司会者アナ・ヒックマンさん(35)が22日午後、滞在先のミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテのホテルで、侵入してきたファンから発砲され、絶体絶命の危機に陥るというショッキングな事件が起きた。23日付伯字紙が報じている。
アナさん一行はホテル「シーザービジネス」に滞在中で、同日昼過ぎ、ロドリゴ・アウグスト・デ・パードゥアと名乗る男性(30)が、廊下で会ったアナさんの付き人で義理の弟のグスターヴォ・ベロさんに銃を突きつけ、アナさんたちの部屋に侵入した。
同容疑者はアナさん、グスターヴォさんとその妻のジオヴァナ・アウヴェスさんの3人をベッドに座らせると、銃を向けたまま、アナさんに「嘘つき」「あばずれ」などの暴言を浴びせた。
容疑者は途中で後ろ向きになるよう命じたが、アナさんが話しかけようと向きを変えた途端、アナさんの頭を狙って2発発砲。この弾は身を挺して守ろうとしたジオヴァナさんの胸と腹部に当たった。この直後、グスターヴォさんが容疑者に飛び掛り、もみ合いの末、銃を奪いとると、頭に3発打ち込んで射殺した。
パドゥーア容疑者はアナさんの大ファンとネット上で公言していたが、犯行時の言動はつじつまがあわなかったという。