6月3日にアメリカで開幕のコッパ・アメリカ百周年記念大会のためにアメリカで合宿中のサッカーブラジル代表〃セレソン〃だが、26日に攻撃の要、ダグラス・コスタが左太ももの内転筋の痛みを訴えて離脱、ベテランのカカーが招集されたと27日付現地紙が報じた。
今大会の招集メンバーの負傷による離脱は、FWのリカルド・オリヴェイラに代わってジョナスが代替召集されて以来、2度目だ。
ドゥンガ監督にとって、ネイマール抜きの攻撃陣を、ウィリアンと並んで牽引するはずだったダグラス・コスタの離脱は痛手だが、同日は少なくとも二つの朗報も入った。更なる離脱も予想されていた、ダニエル・アウヴェスとラフィーニャ・アウカンタラの二人はチームに残る事が決まったのだ。
ダグラス・コスタの枠には、オスカルやルーカス・モウラが招集される可能性もささやかれていたが、カカーを追加召集したのは、五輪を睨み、若手が多く含まれる今大会のメンバーにとって、経験値を注入する目的があり、ドゥンガ監督には大きな意味を持つ。
34歳というカカーの年齢は懸念材料だが、カカーはアメリカのメジャーリーグに所属して多くの試合でプレーし、フィジカルコンディションに問題がないことを示している。