ピアウイ州南部のパジェウ市で7日夜、14歳少女が体育館のトイレで4人に強姦される事件が起きた。
この事件は、少女がいなくなった事に気づいて探し始めた母親が、体育館のトイレで物音がするのに気づいて中に入ったところ、裸の男性4人がはやはり裸で気を失った娘を取り囲んでいた事で発覚した。
母親は男達が逃げるのを避けるためにトイレの扉を閉めると、体育館の反対側にいるはずの警備員を呼ぼうとして叫んだが、男達は扉を壊し、裸のまま逃げて行った。
少女はその日の内に州都のテレジーナ市に運ばれ、8日朝、産婦人科の病院で性的犯罪の被害者向けの処置を受けた。
少女は当日、19歳の男性1人と未成年者3人から声をかけられ、飲み物を勧められた。最初は断っていたが、コーラだと言われて断りきれずに飲んだ後、意識を失い、気がついたらもう病院にいたという。また、母親は、少女の体には暴行の後があちこちに残っていたという。
少女や家族は8日に警察で事情聴取を受けた。警察は、男達が少女が飲んだ飲み物に睡眠薬などを混入し、意識を失った後に強姦したとして捜査を行い、その日の内に19歳男性を逮捕、未成年者3人の身柄を拘束したが、4人は、少女に飲ませたのは酒で、性行為は少女も同意の上で行ったと供述しているという。
ピアウイ州では5月20日にも、中断された工事現場で、17歳の少女を縛り、猿ぐつわをかませた上で集団強姦する事件が起き、18歳の男性が逮捕、未成年者4人の身柄が拘束された。
また、昨年の5月27日には、同州北部のカステロ・ド・ピアウイで、少女4人が成人男性1人と未成年者4人に襲われて、暴行、強姦の上、崖から投げ落とされるという事件が起き、被害者の1人が死亡。国内外で大きな反響を呼んだ。同件では、犯行への関与を認め、警察に仲間の情報を漏らしたとされる未成年者1人が、少年院内で暴行を受けて死亡する事件も起きている。(8日付G1サイトより)