急な冷え込みで、サンパウロ市でもここ数日、寒波のニュースや映像が毎日のように入ってくる。北部サンターナの観測所では10日未明、今年に入って最も低い5・5度を記録した。それと同じ頃、東部の地下鉄ベレン駅で路上生活者が遺体となって発見された。死亡したのはパラナ州出身のジョアン・カルロス・ロドリゲスさん(55)で、ベレンの教会所属で路上生活者とのつながりの深い福祉団体は「寒さによる凍死」と見ている。予報だと、14日までは最低気温が10度を下回り、12日は3度まで下がるとか。恋人の日やフェスタ・ジュニーナが続くタイミングだが、寒さにはくれぐれも気をつけて。
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10日午前、リオ中央部の路上で、治安維持駐留部隊(UPP)を狙った襲撃事件が起きた。この影響でアウミランテ・アレッシャンドリーノ大通りが一時、通行不能となった。丁度その時、この大通りに差し掛かったバスと車の一団には、空港に向かう途中のリオ司教区のオラーニ大司教がおり、身の安全のため、約10分間、車を降りて身を隠さざるを得ない状況となった。フランシスコ法王と関係が深いことでも有名な大司教は、昨年、一昨年と2度強盗被害に遭うなど、受難の多さでも知られている。
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サッカーのコパ・アメリカ100周年記念大会で、ウルグアイがベネズエラに0―1で敗れ、よもやのグループ・リーグ敗退を喫した。ウルグアイは現時点で18年W杯の南米予選トップで、コパ・アメリカでも優勝の有力候補だった。セレソンも足をすくわれないよう、12日のペルー戦は注意してほしい。