タコベルが下半期にブラジル上陸=昨年の日本でのブームに続くか?
アメリカを拠点とするメキシコ料理のファスト・フード・チェーン「タコベル」が、16年下半期にブラジルに上陸するという。
アメリカではハンバーガーのマクドナルド同様に「安いファスト・フード店」として以前から有名だったタコベルだが、日本上陸は昨年だ。
メキシコ料理がなかなか根付かず、90年代初頭に一度上陸したが撤退した経緯があったにも関わらず、上陸直後、渋谷1号店には、開店から1カ月経っても1時間待ちの行列が出来るなどの現象が起き、食品関係者を驚かせていた。
そのタコベルが、今度はブラジルを進出マーケットに選んだ。タコベルの予定では、今年下半期にサンパウロに3店舗を開いて試験営業した後、向こう4年で全国で25店舗ほどに拡大させたいという。
ブラジルにおけるタコベルの展開を行うのは、現在、ブラジルで最も勢いのある富豪のひとり、カルロス・ウィザルジ・マルチンス氏だ。
同氏は英会話スクールの「Wizard(ウィザルジ)」を大成功させ、2013年末に同校を売却し、17億レアルの資産を得た。
また、2014年には自然食品のチェーン、ムンド・ヴェルジを買収。同氏を中心とする投資家グループは15年11月にも、シューズ・メーカーの大手アルパルガタスから老舗ブランドの「ライニャ」と「トッパー」を4870万レアルで買い取っている。
「ファスト・フード市場は、この経済苦境の中においても年12%の成長を遂げている」とウィザルジ氏は語る。同氏はフランチャイズ・マスターとして、20年までに1億レアルの投資を行う意向だという。
ブラジルにおけるメキシコ料理は、同じ中南米圏でもアラブ料理などほど浸透しているとは言えなかったが、近年はフード・トラックなどを中心としたグルメ・ブームが起きた影響などで、様相が変わってきた。最近はサンパウロの繁華街でもちらほらと、タコスやブリトーの専門店や「シ・セニョール」のようなチェーン・レストランを目にする機会が増えて来ている。(13日付G1サイトなどより)