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女子水泳=エチエネにドーピング疑惑=五輪出場にも暗雲広がる

 女子水泳で五輪入賞の期待もかかっているエチエネ・メデイロス(25)が、5月8日に行われたドーピング検査で陽性反応が出、先週開かれたバルセロナでのマレ・ノストゥルン大会にも欠場。五輪出場が危ぶまれている。
 ペルナンブコ州出身で現在はサンパウロ市のSESIに所属するエチエネは14年、ドーハで開かれた第12回世界水泳選手権大会の50メートル背泳(短距離のプール)で25秒67の新記録を出して優勝。同大会では200メートルのメドレーリレーでも優勝、200メートルの自由形リレーでは銅メダルを獲得した。
 翌年の汎米大会では、100メートル背泳で59秒61を出し、同大会ではブラジル女子選手初の金メダルを獲得。このタイムは今も汎米大会と南米地区の最高記録だ。
 ロシアのカザンで8月に開かれた第16回世界水泳選手権では、50メートル背泳で27秒26を出して銀メダルを獲得。長距離プールではブラジル人女性初の入賞者ともなった。
 エチエネがリオ五輪で出場する予定だったのは、100メートル背泳、50メートルと100メートルの自由形、400メートルの自由形リレーと同メドレーリレーの5種目だ。
 5月のドーピング検査で検出されたのは喘息などの薬に含まれるフェノテロールで、五輪出場はドーピング・コントロール当局の判断次第となっている。(15日付グローボエスポルテより)