援協の菊地義治会長は8日、熊本地震の被災者支援のため、同県人会を訪れて田呂丸哲次会長に義援金を贈呈。援協本部と日伯友好病院、サントス厚生ホームから供出されたもので、合計2万4528・05レアルと2万円が熊本県人会へ手渡された。
田呂丸会長は深い感謝の言葉を述べ、「送金にかかる税金で目減りしないよう、最も良い方法を選び、できる限り早く熊本県に送金する」と語った。
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4月に発生した一連の熊本地震だが、20日には熊本県甲佐町で、日本の観測史上4番目の雨量となる150ミリの大雨を記録。同県内で6人が死亡し、弱り目に祟り目という状態か。日に日に地震関連ニュースの数が減っている。それに伴って義援金の集まり方も鈍るのではと懸念される。日本一美しい城と言われた同県のシンボル・熊本城は無惨な姿となり、修復には30年以上かかるという見方も。全伯の日系団体中でも最多の職員数を抱える援協とはいえ、約2万5千レもの寄付を集めるのはすごいことだ。ブラジル人職員の寄付も多いことだろう。