ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 22日、最高裁でエドゥアルド・クーニャ下院議長に対するスイスの秘密口座所有疑惑に関する起訴状の審理と投票が行われ、賛成多数で同議長が同件でも被告になることが決まった。しかも投票結果は11対0。5月初旬に決まった議長停職処分のとき同様、誰一人味方となってもらえなかった。これで同議長は、年頭に500万ドルの収賄疑惑を問われたのに続き、2件目の裁判の被告となった。現在、下院で審議されている同議長の罷免問題は秘密口座所有の虚偽報告がきっかけだけに、本会議での投票前に苦境に立たされることになった。罷免されれば、収賄容疑の妻と共にパラナ州地裁のモロ判事での裁判か。
     ◎
 22日、サンパウロ市議会でサンパウロ市名物高架橋「ミニョコン」の正式名称を「ジョアン・グラール高架橋」に改める法案の2度目の投票が行われ、賛成多数で可決された。現在の同高架橋の正式名称は「コスタ・エ・シウヴァ高架橋」で、軍事政権真っ只中の大統領の名前に由来しているが、それが軍政前最後の大統領の名前に変わるのだから、劇的な変化だ。グラール大統領は「ジャンゴ」の愛称で知られていただけに、ミニョコンの呼び名もジャンゴに変わるかも。
     ◎
 22日のサッカーの全国選手権、コリンチャンスは敵地ベロ・オリゾンテでのアトレチコ・ミネイロ戦を1―2で落とし、クリストヴォン新監督の初陣を飾れなかった。この試合、相手ディフェンダーがペナルティ・エリア内でハンドの反則を犯したのに、審判がファウルを取らず、PKが得られなかった不運にも泣いた。