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東西南北

 セレソン敗退で、ブラジル内では早期に関心が薄れた感もあったサッカーのコパ・アメリカ100周年記念大会の決勝が26日に行われ、チリがアルゼンチンを下し、15年のコパ・アメリカに続いての優勝を飾った。試合は0―0だったが、PK戦を4―2で制しての優勝だった。この試合でPKを外したアルゼンチンのエース、メッシは「やりつくした」と語り、代表引退を口にした。まだ29歳と引退する年齢ではなく、かつ、同国代表は彼と同世代が多いため、今後の動向に注目だ。ブラジルとしては、五輪後のチッチ体制に期待だが、まずは五輪で頑張って頂きたい。
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 26日付アゴラ紙によると、最近、キリスト教の教会では、若い信徒を中心に、携帯電話で聖書を見るようになっているという。これは、聖書に特化した専門のアプリが出来たためで、大きな聖書を小脇に挟んで持って教会に行かずとも、携帯電話のボタンひとつで読みたいところに飛べ、アプリによっては、聖書を音読するものまであるという。教会では携帯の電源を切るのがマナーだったが、聖書絡みとなるとそうも言っていられないか。教会もテクノロジーと共に進化している。
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 6月はフェスタ・ジュニーナ真っ盛りだが、26日にはサンパウロ市のパウリスタ大通りでも同祭が行われた。これは同大通りでの自転車専用道開通1周年を記念して行われ、田舎者の格好に扮したサイクリストやローラースケーターが駆け回り、通りには焚き火も置かれた。ハダジ市長は日曜日の同大通りの閉鎖継続も決めたが、それでも支持率で苦戦している。