この週末はコロニアの世代交代問題を強く感じる2日間だった。新潟県人会60周年では慶祝団歓迎会、記念式典ともに若者の姿がまばらだったからだ。
多くの人の挨拶で「若者の参加を増やす」ことを強調していたが、現実には集まってこないようだ。会場にきていた他県人会の人にも数人聞いたが、やはり「同様の問題を抱えているが、解決策が見つからない」とうなずいていた。
事実、日系団体で若者が集まるのはカラオケ、Yosaikoiソーラン、和太鼓、アニメと相場が決まっている。
この際、心機一転、JICAの青年ボランティアなどで伝統工芸や郷土食の専門家を県連に派遣してもらい、各県人会で講習会などを開いてもらったらどうか。各県人会が元留学生や研修生を集めて、翌年の日本祭りで実際に使える何かを教えてもらう。JICAと相談してみては? (雪)