日本祭りまで残り数日―。いよいよ大詰めを迎え慌しい雰囲気の中、日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)の『6月度代表者会議』が先月30日、文協ビル内の県連会議室で行われた。
挨拶に立った山田会長(滋賀)は、ここまで一体となって準備をしてきた各県人会に労いの言葉をかけ、「今年も目前に迫ってきた。創立50周年という節目を迎え、まさに今後の県連の在り方が試されている時だ。一緒に頑張って成功させよう」と鼓舞した。
市川利雄実行委員長(富山)も、「今年は20もの県人会が委員会の運営に協力してくれている。皆に感謝したい。日本祭りを成功させよう」と呼びかけると会議室は高い士気に包まれた。
今年は特に広報に力を入れてきた。実際に「昨年よりも宣伝を多く目にしている」との声が寄せられ、来場者の増加が見込まれる。
しかし前売り券は、予測よりも3割ほど下回る売上げだという。実行委員らは慎重に見守りつつも、「当日券とでは3レアルしか変わらない。当日購入を考えている来場者が多いのでは」と推測した。
さらには次回の『第20回日本祭り』についても議題に上がり、満場一致で開催が決定。16年7月7~9日に行なわれる。会場費は、本年よりも約13万8千レ値上がり150万レに及ぶ見込み。ただし同会場を運営するGLイベンツ社が、正規賃料から約50万レアルもの値引きをするといい、ブラデスコ社に代わり、最大のスポンサーとなる格好だ。
加えて、翌月に控えている『県連50周年記念式典』の準備も同時進行で進められている。8月7日に行われる記念式典とは別に、9月10日には日本から有識者らを招いて、セミナーを実施する予定。「独コロニアに学ぶ成功例」をテーマとする講演なども準備している。