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サンパウロ州内陸部で大型強盗再発=現金輸送会社襲い警官射殺

 5日未明、サンパウロ州内陸部のリベイロン・プレットで現金輸送・警備会社が襲われ、軍警1人が射殺される事件が起きたと同日付G1サイトなどが報じた。
 周辺住民によると、事件発生は3日午前4時半頃。10台の車で乗りつけた、少なくとも20人の一団が、同市北部カンポス・エリゼオス区サウダーデ大通りにある現金輸送・警備会社「プロセグル」のビルに爆発物を仕掛けて侵入。社内にいた職員らにケガはなかったが、職員を制圧した犯人達は社内を荒らしたものの、半時間足らずで逃亡した。
 午後1時現在、盗難額などは明らかにされていないが、犯人達はアニャンゲーラ道(州道330号線)を利用して逃亡中の午前5時頃、州道警備に当たっていた道路警察官2人に向かって発砲しており、頭部に被弾した軍警1人は病院に運ばれたが死亡した。
 市警によると、犯人達はかなりの重装備で、飛行機も打ち落とせるタイプの機関銃まで所持していたという。また、警察や報道陣の車両が接近するのを妨げるため、道路に大量の釘もまいた。
 同市北部では、数カ所で警官との銃撃戦も起きた。また、バジロ・ガマ通りでは犯人らが変圧器を銃撃したため、同通り周辺の2245世帯は停電となったが、CPFLパウリスタは午前7時には80%の世帯の停電は解消したと発表した。
 なお、プロセグルの建物の中に残っていた爆発物は、軍警の特殊戦術行動グループ(Gate)によって処理された。