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高速道では昼間もライトを=8日から義務化、罰金も

昼間のライト点灯を呼びかける掲示(Gabriel Jabur/Agência Brasília)

昼間のライト点灯を呼びかける掲示(Gabriel Jabur/Agência Brasília)

 8日から、高速道路では昼間も低めのライトを点灯する事が義務付けられ、違反者には85・13レアルの罰金も科せられる事になった。
 昼間のライト点灯は5月24日にミシェル・テメル大統領代行も裁可したもので、6月27日から7月18日の8時から11時と14時から17時は、同法についてのパンフレット配布や、具体的な質問への説明、オリエンテーションを行う活動も行われている。
 専門家によると、昼間もライトを点けていると、車を運転する人が周りの車を認識できる範囲が最大で3キロまで広がるという。自転車やバイクでの走行者や歩行者も接近してくる車を容易に識別できるし、その逆も起こり得る。
 欧米では既に採用されている昼間のライト点灯は、高速道路での安全策の一つだ。ブラジルの交通事故の犠牲者は年間5万人に上るが、事故を起こした人が挙げる主な理由の一つは、相手の車や歩行者などがよく見えなかったというものだという。(6日付アジェンシア・ブラジルなどより)