5月21日に起きた、女性テレビ司会者のアナ・ヒックマンさんの銃殺を試みた狂信的なファン殺害の件で、ミナス州検察局が7日に、アナさんの付き人を殺人罪で起訴した。8日付伯字紙サイトが報じている。
この事件は、アナさんが宿泊していたベロ・オリゾンテのホテルに、自称ファンのロドリゴ・アウグスト・デ・パドゥア容疑者が銃を持って侵入し、アナさんの頭をめがけて発砲した。
銃弾は付き人でアナさんの義理の姉妹にあたるジョヴァンナ・オリヴェイラさんが身体で受けて止め、ジョヴァンナさんの夫で同じく付き人のグスターヴォ・コレア氏がパドゥア容疑者に反撃してもみあいとなった。グスターヴォ氏は相手の銃を奪い、頭を3発撃って同容疑者を殺害した。
ベロ・オリゾンテの市警は、両者は最後までもみ合っていたとし、正当防衛として同件での起訴を見送ったが、検察局はその判断を覆し、殺人罪で起訴した。検察は、最初の一発はもみあいの末の防衛と認められるが、パドゥア容疑者の体勢から反撃は難しく、後の2発に関しては正当防衛の適用があやしいとした。
アナさんは8日朝、ネット上で検察の判断に強い不満を表明した。