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JETRO=亜国に過去最大の視察団=日伯から54社76人

大久保敦所長

大久保敦所長

 ブラジル日本商工会議所とJETROは共同で、過去最大規模の日本企業インフラ視察団を12日から14日までアルゼンチンに派遣している。これは亜国のマクリ新大統領による投資環境改善に注目した動きで、日本本社や在ブラジル日本企業の計54社・機関から76人が参加した。
 JETROが組織する使節団としては「極めて大規模なもので、2016年に世界各国に派遣するミッションとしても最大規模」という。
 亜国のミケティ副大統領が5月に訪日して安倍総理との会談テーマで取り上げられたもの。すでにオバマ大統領が訪亜した米国からは、多数の視察団が訪れているという。5月に来伯した福嶌教輝大使も同様の主旨での呼びかけを、同商工会議所で行った。
 現地ではアルゼンチン投資輸出促進庁を中心とする政府機関がインフラ案件の紹介をし、港湾施設、地下鉄、水処理施設、発電所、街中監視システムなどの実情を視察する。
 JETROサンパウロの大久保敦(あつし)所長は、「アルゼンチンは為替が自由化され、対外債務問題が解決され、国債が発行できるようになった。ビジネスができる普通の国になってきた」と今後の日亜伯のビジネス交流の発展に期待している。