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最後の日本人移民1世死去=キューバ、108歳

 【リオデジャネイロ共同】キューバへの日本人移民1世で最後の生存者だった新潟県新発田市出身の島津三一郎さんが10日、キューバ南部のフベントゥ島で死去した。108歳だった。同島の日系人協会会長が14日、明らかにした。
 島津さんは1928年、農業移民として移住。真珠湾攻撃後に米政府が日系人を強制収容したのを受けて、当時のキューバ親米政権がこれに追随、島津さんも同島にある刑務所の一角に他の日系人と共に収容された。戦後解放され、59年のキューバ革命後も島にとどまった。
 生涯独身で、島の老人ホームで暮らしていた。11日に行われた葬儀には友人や、政府・キューバ共産党関係者も参列した。