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リオ市=教育機関の五輪休暇検討=観光客らの移動保障のため

 リオ五輪開催までわずかとなり、リオ市では来賓客や1万5千人以上の選手たちの受け入れ準備が進んでいる。五輪期間中に訪れる50~100万人の観光客と650万人のリオ市民がスムーズに移動できるよう、市役所が特別休暇の導入を計画していると19日付G1サイトが報じた。
 休日となるのは、開会式が行われる8月5日とトライアスロンが行われる18日、閉会式翌日の22日だ。5日は各国首脳や政府関係者の他、1万5千人余りの選手が350台以上のバスで移動する予定だ。18日はコパカバーナ地区でトライアスロンが行われ、閉会式後の22日は、観光客や選手の一斉帰国や帰宅が予想される。
 エドゥアルド・パエス市長は、必要ならば休日を増やす可能性もあると発言。開会式の翌日、多くの競技が始まる6日の人出は、14年のW杯で、リオで試合があった7日間分の総数を超えると見られている。
 パエス市長は「市の機能を保ちつつ、選手と一般の観客が安全に競技場に到着できるよう保障するのは大変だ。競技のために多くの道路が通行止めになるなど、交通への影響も甚大となるから、皆が公共交通機関を使って渋滞緩和に協力する事が大切だ」と語った。