ブラジル高等教育維持者教会(ABMES)が20日に発表したデータによると、高等教育を受けたいという高卒者は81%いるが、50・5%は私立大学に行くには政府支援が必要な状況にいると同日付のアジェンシア・ブラジルやG1サイトが報じた。
回答者はサンパウロ市、リオ、ベロ・オリゾンテ、フォルタレーザ、フロリアノポリス、サルバドール、マナウス、レシフェ、ベレンの9都市に住む18~30歳の高卒者1千人だ。81%は今後3年以内に大学かそれに準ずる高等教育機関(以下、大学)進学を望んでおり、その71・2%は公立大学、25・1%は私立大学を希望している事が判明。50・5%は経済的に私学進学は無理と考えているが、37・3%は私学でも授業料が払える、12・2%は払えると思うと回答した。
大学進学を希望している青年に、国家中等教育試験(Enem)の成績次第で、授業料の全額または半額の支援が受けられる「すべての人のための大学計画(Prouni)」利用を希望するかと聞いたところ、57・9%が希望する、38・1%は関心がないと答え、無回答も4%いた。
学生融資基金(Fies)については、50・3%が利用したいと回答したが、41・4%は使わないと答え、8・3%は無回答だった。
政府支援を当てにしている青年の71・9%は公立校出身者で、公立大学は一般的にレベルが高く、公立校出身者は私立校出身者より不利だと考えている青年も62・9%いた。政府支援削減には75%が反対、公立大学の授業料徴収には57・3%が反対した。
勉強したい分野の上位は、医学12・7%、法学11・1%、工学10・9%、経営学5・6%、看護4・9%、心理学4・2%などだが、何らかの資格が取れる分野を希望する人は15・1%しかいなかった。
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