ブラジルヤクルト商工株式会社が20日、新商品「ヤクルト40ライト」を販売開始した。400億の乳酸菌を含む「ヤクルト40」から約41%カロリーを減らし、健康志向の消費者に対する需要に応える。
「―ライト」は当地のみの限定販売。仕事でストレスの多い現代人や高齢者ほか、糖分、コレステロールの摂り過ぎを心配するブラジル人のために、日本本社で新たに開発された。
島田永眞代表取締役社長は会見で、「当社はブラジルで約半世紀、食卓の健康を支えてきた。新商品によって、現代人の健康志向に応えられるだろう」と、期待を口にしている。
「今後はサンパウロ州外でも広く展開したい」とし、「売り上げの7割はサンパウロ州。今後は拠点を持つパラナやバイア、ミナス、ゴイアス、ペルナンブッコ、南大河各州で販売を強化していく」と話した。
ブラジルヤクルト商工は66年にブラジルに進出し、68年から販売を始めた。主力商品のヤクルトのほか、タフマン、ソフィールなど健康飲料やヨーグルト、リンゴジュースや豆乳ジュースなども開発販売している。
毎日200万本が売られるヤクルトの内、9割以上が標準のヤクルトで約1割がヤクルト40。昨年の売り上げ率は3%の上昇だった。
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ヤクルトの記者会見で、乳酸菌が免疫力を強めることで、花粉症などのアレルギーや風邪にも良い影響を与えることが強調された。免疫の60~70%が腸内で作られているそう。花粉症やアレルギーに悩んでいる人、子供の健康を考えている人には乳酸菌は欠かせない存在とか。乳酸菌は15度以下で飲み、体内温度で目覚めさせるのが一番良いそう。ヤクルトが苦手な人は何かと混ぜて飲むのも良いかも。
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