ペトロブラス(PB)がBRディストリブイドーラ従業員に自主退職を呼びかける事を決め、経営審議会にかける意向だと26日付エスタード紙が報じた。
PBは今年、既に自主退職計画(PDV)を発表しており、今回は2度目だ。PBは自社傘下の企業売却などで経営改善を図っており、最初のPDVの目標は1万2千人の人員整理と4年間で330億レの節約だ。
人員整理はラヴァ・ジャット作戦開始前から始まっており、13年12月以降、15万人以上削減された。外注や同社事業に携わる建設要員らも含む従業員数は3年前に44万人を数えたが、現在は27万6千人に過ぎず、正規職員は7万8千人に減っている。
売却予定部門でのPDVは、理事会が承認後、経営審議会の承認を待っているが、削減予定人数や募集期間などは明らかになっていない。
PBは株式売却などを同社再建の基本としているが、従業員側は身売りによる資金作りやそれに伴う人員整理を「自分の首を自分で絞める行為」と批判。8月には北東伯の油田売却に反対する5日間のストを計画中だ。
PBは傘下企業の売却は民営化に当たり、PBの負債軽減には不可欠とした上、今後も燃料配送には直接・間接に関わっていく意向を表明した。