ブラジル相撲連盟(籠原功会長)の全伯相撲選手権大会が7月16、17の両日、サンパウロ市ボン・レチーロ区の常設土俵場で行なわれた。男子は第55回目、女子は第19回目の開催。全伯から約300人の力士が集り、年代別に南米大会への切符を争った。
初日午前8時半に始まった開会式にはサンパウロ州を中心に、現ブラジル横綱を擁するパラナや、南大河州からも選手が訪れた。国歌斉唱、黙祷に続き籠原会長があいさつ。「全国各地から選手らに集っていただいた。健闘を祈る」とエールを送った。
ルイ・ジュニオールさん(ロンドリーナ)が選手宣誓し、審判長を務める猫塚司さんが注意事項を説明。各チームから団体の優勝旗が返還され、堤正昭理事による土俵祭りで盛会を祈願した。
大会は幼年団体から幕開けした。5チームで争われた男子の部は聖南西チームが優勝。4戦4勝と活躍したカキノキ・カズミ・セルソくん(12、三世)=グァピアラ在住=は「強くて難しい相手もいたが、結果を出せて良かった」と喜びを口にした。
総合優勝には男女ともに聖南西が輝き、男子には日本国全権大使旗が、女子には下元八郎旗が授与された。優勝者は以下の通り(敬称略)。
【男子個人】幼年=ペドロ・エンリケ・ヴィラルバ、少年=ガブリエル・ボナルディ、準青年=チアゴ・エンリケ・プロドッシオ、青年軽量=ゲニルトン・チブルッシオ、同中量=リカルド・T・アオヤマ、同重量=ルイ・ジュニオール、同無差別=ルイ・ジュニオール 【男子団体】幼年=聖南西、少年=聖南西、準青年=南大河、青年=サンパウロ 【男子総合】聖南西
【女子個人】幼年=ケレン・アプケ、少女=ジュリアーナ・F・デ・メデイロス、準青年=サラー・ルイザ・ゴメス、青年軽量=ルシアーナ・ワタナベ、同中量=フェルナンダ・ロジャス、同重量=ルス・ドゥアルテ・マルティンス、同無差別=ルス・ドゥアルテ・マルティンス 【女子団体】幼年=ノーバ・セントラル、少女=聖南西、準青年=聖南西、青年=聖南西 【女子総合】聖南西
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