リオ五輪の開会式は5日だが、最初の競技は3日から始まる。また、エドゥアルド・パエス・リオ市長は1日、同市に聖火が到着する4日を休日にすると発表した。世界各国の選手が最後の調整に取り組む様子などを1~2日付伯字紙や同サイトが報じている。
3日に行われるのは女子サッカーのスイス対南アフリカを筆頭に6試合で、ブラジル対中国は3試合目(午後4時から、於エンジェニョン)。4日は男子サッカー8試合が行われ、ブラジルはブラジリアのマネ・ガリンシャで南アフリカと対戦(午後4時から)する。
5日は開会式(午後7時15分~)のみだが、6日朝からは本格的な競技が開始される。
五輪の競技開始にあわせて発表された項目の中で最も大きなものの一つはリオ市の休日で、先に発表済みの5、18、22日に加え、4日も休日となる。
リオ市長によると、4日を休日にするのは、この日に聖火が到着するからだが、同市長は、五輪用に設定した車の乗り入れ規制による交通渋滞についても言及した。
7月31日から本格化した五輪用の乗り入れ規制は、リオ2016の文字と緑で区別した車線は五輪関係車両(選手団や審判その他が乗るもの)のみ、文字と青で区別した車線は五輪関係車両と公共交通機関(バス、タクシー)のみ、文字だけの所では五輪関係車両を優先させるというものだ。規制本格化後初の平日となった1日は、リーニャ・アマレラや同ヴェルメーリャ、アメリカス大通りなどが早朝から1日中渋滞。市内全域の渋滞は100キロを超え、午後7時半の時点の主要道路25での渋滞は121・7キロに及んだ。リーニャ・アマレラの高速車線の平均時速は10キロ以下だったという。
同様の状態は2日朝も続き、6時45分現在のリーニャ・アマレラの平均時速は12キロ、渋滞も12キロに及んだ。パエス市長は市民に休日も五輪関係車両を優先するなどの配慮を請うた。
テメル大統領代行も迎え、7月30日に開通式が行われた地下鉄4号線は、1日に営業運行を開始。イパネマのジェネラル・オゾリオ~バーラ地区のオリンピック公園間の30・8キロは、予定を4分上回る41分で運行されたという。同線の利用は4日まで、五輪関係者のみに限定されており、一般観客の利用は5日から。
一方、ブラジリアでは7日と9日の夜10時から試合が行われるため、地下鉄の運行時間を午前6時~11時30分、午後1時半~翌日の午前1時までに延長する。ただし、午後11時半以降の乗車は、プラノ・ピロット・ターミナル中央駅のみに限定される。
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