10月のサンパウロ市市長選の世論調査でリードしているが、90年代に下議秘書に自身の会社の従業員を雇っていたとして起訴されているセウソ・ルッソマノ下議(ブラジル共和党・PRB)が、これまでと違う報告を最高裁に行っていたことがわかった。これまでは、「そのような事実はない」の一点張りだったが、7月15日に提出した報告書によると、一転して、件の従業員を秘書として雇ったことを認めているという。だが、それはあくまで「会社の勤務時間外でのこと」としている。同下議の見解では、「これなら法に触れない」そうだが、果たして最高裁の判断は。有罪だと、市長選は見送りとなってしまう。
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サンパウロ市で糖尿病治療用のインシュリンが不足し、患者が困っているという。同市セントロ在住の64歳の女性は今年5月以来、毎月注射しなければならないインシュリンを受け取ることが出来ずにいる。この女性によると、この問題を裁判に持ち込み、1月に勝訴したものの、実際に入手できたのは5月のみだった。また、南部の48歳男性は、市の運営する保健所で血中糖分を抑制するための薬が3カ月間手に入らないと、苦情を申し立てている。
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リオ五輪の開会式は5日だが、一部の競技はもうはじまっている。昨日の女子サッカーの試合に続き、今日は男子サッカーのグループ予選初戦で、午後4時からのブラジル対南アフリカ共和国戦は、グローボ局が生放送する。ネイマール、ガビゴル、ジェズスの強力フォワード夢の共演は初戦から実現するが、何点取ってくれるか。