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フェリシアーノに強姦未遂疑惑=PSCも金で口止め迫る?

 元下院人権委員会委員長のマルコ・フェリシアーノ下議(キリスト教社会党・PSC)が、PSCの青年部の女性への暴力と強姦未遂疑惑をかけられ、問題となっている。9日付伯字紙が報じている。
 フェリシアーノ氏からの被害を訴えているのはジャーナリストのパトリシア・レイスさん(22)だ。8日に開いた会見によると、パトリシアさんは6月15日、「ブラジリアのフェリシアーノ氏の自宅でPSCの会合がある」と聞き、出向いたところ、そこにはフェリシアーノ氏以外、誰もいなかったという。
 フェリシアーノ氏はそこで「自分の愛人になってくれ」と迫り、それをパトリシアさんが断ると暴力を奮い、強姦までしようとしたという。
 その後、パトリシアさんはこの件をPSC党首のエヴェラウド氏に打ち明けたが、同氏からは「金を渡すから訴訟を起こすのはやめてくれないか」と言われたという。さらにその数日後。今度は同党の下議リーダーのタウマ・バウエル氏から連絡を受け、「起こったことについては忘れてくれないか」と要求されたという。
 パトリシアさんは5日にサンパウロ州と連邦直轄区の検察局にフェリシアーノ氏とPSCを訴え、その訴状が8日に受理された。
 フェリシアーノ氏は10月のサンパウロ市市長選に出馬する予定だったが、この件が明るみになる前から出馬を取り下げていた。