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リオ五輪の閉会式は?=直前まで謎のベールに包まれ

 リオ五輪は、豪華絢爛かつ、ブラジルの文化、歴史、音楽に踏み込んだ知性的な開幕式ではじまり、世界中から大喝采を受けた。
 こうなると閉会式にも期待がかかるわけだが、その2日前になっても、これが一体どのようなものになるのか、明かされないままとなっている。
 現時点で伝わっている情報によると、演出を手がけるのは、リオのカーニバルのパレードで毎年好成績をあげている名物カルナヴァレスコ(演出家)のひとり、ローザ・マガリャンエスだという。
 また、音楽関係では、サンバ界を代表するベテラン歌手のマルチーニョ・ダ・ヴィラや、MPBの男性シンガーソングライターのレニーニ、若手女性MPV歌手のロベルタ・サーなどの出演が決まっている、との情報がある。
 また、人気女優のレアンドラ・レアルも、ショーの間で姿を見せるのではと言われている。
 ただ、そういう話があるだけで、具体的なイメージが全く伝えられていないのが現状だ。
 リオの大型紙、グローボの電子版、G1サイトでは、「閉会式には誰が出て欲しいか」というアンケートを連日行っているが、それによると、希望される名前でもっとも多いのはロベルト・カルロスとマリーザ・モンチの2人だという。
 「音楽界のレイ(王)」との呼び名で、1960年代から現在に至るまでトップクラスの人気を誇るロベルトに対しては、改めてその存在感を世界に示してほしいとの要望が高い。実際に今年の前半には、「オファーがかかった」との情報も流れていた。だが、閉会式の当日、ロベルトはサンパウロでコンサートがある。
 一方、マリーザは、90年代以降のブラジル音楽界の女王的存在。2000年代以降の作品発表数は決して多くはないが、それでも、作品が出ればその都度、圧倒的に売れ続けるカリスマだ。彼女は前回のロンドン大会の閉会式で、「次の五輪はリオ」であることを伝えるパフォーマンスを行ったことでも知られている。
 結果的に閉会式がどうなるか。当日までのお楽しみといえそうだ。(18日付オ・グローボ・サイトなどより)

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