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ジカ熱=17カ国で小頭症児確認=マイアミへの旅行停止勧告

 ブラジルでの小頭症児急増を招いたジカ熱は、五輪選手の参加辞退などをもたらしたが、世界保健機構(WHO)によると、ジカ熱による小頭症児誕生は世界17カ国で確認されていると22日付エスタード紙が報じた。
 17カ国中4カ国では域内感染は起きていないが、妊婦が流行地域に旅行して感染した。ジカ熱感染は07年以降、70カ国で起きている。
 小頭症児発生が一番多いのはブラジルで、1835人がジカ熱が原因と診断された。ジカ熱との関係調査中は2957件、4223件はジカ熱以外の原因とされている。
 ブラジル以外で小頭症が確認されたのは、コロンビア24件、米国21件など。米国の事例中3件は母親が外国で感染した。
 北半球は現在夏で、蚊の発生する時期。米国ではフロリダで域内感染が疑われる例が36件確認され、妊婦はマイアミ・ビーチへ行くのを避けるよう勧告が出たという。