競泳で金メダルをとった米国のライアン・ロクテ選手は、「強盗に襲われた」と狂言劇を演じたことで主要スポンサー4社を失ってしまったと伯字紙が報じた。その一つが日本のマットレスメーカー「エアウィーヴ」社で、22日にロクテ選手との契約を打ち切ると発表した。朝までパーティで遊んだ挙句、酔っ払って帰り道のガソリンスタンドのトイレを使おうとしたら鍵がかかっていたので、付近に放尿、さらに器物破損まで働いた。同種施設のトイレが施錠されているのは当地では当たり前だが、酔っ払って膀胱がパンパンの外国人には怒りの対象になるらしい。驚いた警備員が駆けつけて拳銃を突きつけ、壊した物品の補償として50レアル札2枚と20ドル札1枚を請求した。それを「強盗にあった」と警察に届けたよう。せっかく金メダルをとったのに、五輪精神に反した行動のツケは高くついたようだ。