南大河州で癌を患う農夫が多数確認され、農薬使用との関係が疑われていると23日付G1サイトが報じた。
癌を誘発したと思われる農薬は殺虫剤や除草剤だ。ブラジルは、2009年以降、農薬消費量が世界一となっている。
癌に苦しむ農夫が全員農薬を使っている訳ではない。自分では農薬は使わないが、頻繁にめまいを覚えて病院に行き、癌と診断されたアチリオ・マルケス・ダ・ローザ氏(76)が住むブラーガ市は、ブラジル一、農薬消費量が多い町で、隣人も頻繁に農薬を使っている。
同州イジュイ市にあるカリダーデ病院のファビオ・フランケ医師は「農薬と癌の関係を示す研究はいくつもある」と指摘している。また、癌患者撲滅を目指す団体のエミリア・バルセロス・ナシメント氏は「この地域の農夫は貧しく、農薬の害から身を守るためのマスクや手袋さえ買えない人も多い」という。
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