ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | イタリア=大使館がブラジル人支援開始=死者120人の大地震で

イタリア=大使館がブラジル人支援開始=死者120人の大地震で

 イタリア中部で24日未明に発生した地震後、同国のブラジル大使館が、ブラジリア時間の午前9時現在ではブラジル人の死者や負傷者の報告はないとした上で、同国内にいるブラジル人への支援を申し出たと24日付アジェンシア・ブラジルが報じた。
 24日未明(現地時間で3時36分)に発生した地震はマグニチュード6・2で、ローマ市内でも揺れが感じられた。
 同日付G1サイトによると、同国には観光や留学などで滞在中のブラジル人もおり、地震が直撃したアマトリセ市に滞在中のロドリゴ・シウヴァ氏は、取材に応え、自らも被災者救出に携わった事や、現在は同市を離れ、より深刻な被害を受けたペスカラ・デル・トロントで救出活動に携わるつもりである事などを語った。ロドリゴ氏はサンパウロ州のカンポ・リンポ・パウリスタの出身で、同国に3年間滞在している。
 24日午後3時過ぎの報道では、余震は160回を数え、死者は120人、負傷者は368人に増えた。震源地付近はアクセスが困難で、アマトリセ市長は同日、同市の半分は壊滅との見解を発表。死者や負傷者の数が増える可能性が強い。