ダッタフォーリャが25日、23、24日に実施した地方選(市長・市議選)キャンペーン開始後初の世論調査の結果を公表し、26日付フォーリャ紙が報じた。
地方選キャンペーンが16日から始まった事を受けたもので、サンパウロ市の市長選では、セルソ・ルッソマノ氏(ブラジル共和党・PRB)が31%で他候補を大きく引き離した上、決選投票のシミュレーションでもダントツという結果が出た。
2位以下の主な候補の支持率は、マルタ・スプリシー氏(民主運動党・PMDB)16%、ルイザ・エルンジーナ氏(自由社会党・PSOL)10%、現職市長のフェルナンド・ハダジ氏(労働者党・PT)8%、ジョアン・ドリア氏(民主社会党・PSDB)5%となっている。
ルッソマノ氏を中心とした決選投票のシミュレーションでは、対マルタ氏の場合が51%対32%で最も僅差。以下、対エルンジーナ氏56%対29%、対ハダジ氏60%対21%、対ドリア氏63%対16%と、差が広がっていく。
一方、ルッソマノ氏を除き、マルタ氏中心の場合は、対エルンジーナ氏41%対33%、対ハダジ氏47%対24%、対ドリア氏50%対25%とマルタ氏が優位だ。
エルンジーナ氏対ドリア氏は49%対24%、エルンジーナ氏対ハダジ氏は45%対25%で、エルンジーナ氏優位。ハダジ氏はドリア氏とのシミュレーションでのみ、35%対33%で優位に立った。
各候補の拒絶率は、ハダジ氏49%、マルタ氏32%、フィデリックス氏(ブラジル労働者革新党・PRTB)27%、エルンジーナ氏25%などとなっている。
また、ハダジ氏の市政評価は、悪い/最悪が47%、普通が35%、良い/最良が17%で、総合評価は4・1だった。
なお、エルンジーナ氏は、所属政党の連邦下議が9人以下という事で、22日にバンデイランテス局が行ったサンパウロ市市長選の公開討論会に参加できなかったが、最高裁は25日、テレビやラジオの公開討論会出席者はメディア側が判断し、招待できるとの判決を下した。
これにより、PSOLから出馬しているサンパウロ市のエルンジーナ氏、リオのマルセロ・フレイショ氏、ポルト・アレグレのルシアナ・ジェンロ氏など、小政党の候補も討論会に出席出来る可能性が出てきた。
15年9月にジウマ大統領が裁可した法令によると、公開討論会への参加者は、下院で10議席以上を持つ政党所属候補か、討論会参加者の3分の2以上が賛成した候補となっている。
タグ:PT PSDB PSD ハダジ PMDB ジウマ大統領