日伯司牧協会初代会長のフレイ・アレシオ・ブロエリング神父が23日未明、糖尿病の悪化などに起因する諸症状によりエジムンド・バスコンセーロス病院で亡くなった。享年80。葬儀は翌24日にサンパウロ市セントロの聖フランシスコ教会で執り行われ、アラサ墓地の聖フランシスコ会墓所に埋葬された。初七日ミサも29日正午に同教会で行われた。
サンタカタリーナ州サントアマロ・ダ・インペラトリス市で1936年6月にドイツ系二世として生まれた。東京で1963~65年の3年間、語学研修を積み、日本語を覚えた。帰伯後は日伯司牧協会会長に初代の7年間を含めて何度も就任し、日本語でミサを司祭した。多くの日系信者に洗礼を授け、日系社会に強い絆を持ち、日系社会への布教に尽力した生涯だった。後に韓国語も覚え、韓国系コミュニティへの布教も行っていた。
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