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金メダル・ヘア流行の兆し=ネイマールまたもファッション・リーダーに

1日のエクアドル戦でのネイマール(Lucas Figueiredo/CBF)

1日のエクアドル戦でのネイマール(Lucas Figueiredo/CBF)

 リオ五輪で悲願のサッカー優勝を果たしたブラジルだが、それを記念した「金メダル・ヘア」が流行りつつあると、サンパウロの大衆紙、アゴラ紙が報じている。
 そのモデルとなっているのは、やはりネイマールだ。2010年にブラジルで「新星現る」と注目されたときから、まずモヒカン・ヘアで人気を集めたネイマールは、それを皮切りに、プレーと同様に髪型も絶えず注目され続けてきた。
 2013年にバルセロナに移籍して以降、ネイマールの髪型は以前ほど注目されなくなっていたが、今回は自分がリーダーシップを取る中で、これまで偉大な諸先輩でも成し遂げられなかった五輪での金メダルを獲得したことはよほど嬉しかったのだろう。彼はそれを記念するように頭髪を鮮やかな金髪とし、五輪終了後2週間以上経った今も、この髪型でW杯の南米予選に出場している。
 すると、その効果が、早速美容院で現れていると、アゴラ紙は指摘する。フェルナンド・ビアジオリさん(30)とルーカス・ラロイドさん(17)はサイドをすっきり刈り上げ、長い前髪部分を後ろに流した、ネイマールと全く同じ髪型で同紙の取材を受けた。「僕はネイマールのファンだし、彼がファッション・リーダーだとも思う。あの金髪はきれいだと思ったから真似した。早速フェイスブックにも写真をあげたよ」とラロイドさんは語っている。
 また、運転手のペッテル・ミアシロさん(35)はサッカー好きが高じて、セレソンがチッチ新監督を迎えた9月1日に、髪を金髪にすることに決め、イスに座り続けること4時間で髪型を完成させた。「ネイマールと同じになってうれしいよ。息子には、頭がどうかなったのかと思われたけどね」とペッテルさんは語る。
 さらに、サンパウロ市南部カンポ・ベロで美容師を営むペドロ・サンパイオさんは、五輪での優勝後、「思っていた以上にサッカー選手と同じ髪型を頼まれる。中でもネイマールのが一番多いね」と答えている。
 美容師のマイケル・ヴィダルさんによると、「金髪の流行は1990年の末に一度あった。ファンキのアーティストに似せることが多く、前のブームのときはボンデ・ド・チグロン、今はMCギーでまた流行っていたところだ」と語っている。