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穀物収量が予想下回る?=少雨でトウモロコシ減産

 地理統計院(IBGE)が6日、16年の穀物の収量は年頭の予想を11・1%下回る見通しだと発表したと7日付エスタード紙が報じた。
 今年の穀物の推定収量は1億8610万トンで、年頭予想より11・1%、7月の予想と比べても1・5%少ない。
 収量減の主要因は、全収量の35・2%を占めるトウモロコシが少雨で不作となったためだ。トウモロコシ栽培に十分な雨が降ったのは12月と1月のみで、第1期の収量は前年比16・1%、第2期も27・3%減と見られている。
 生産農家は品不足分を高値で捌くため、減収にはならない。1年前のトウモロコシの生産者価格は60キロにつき20レアルだったが、現在は45レアルとなっている。
 トウモロコシが不足すると、トウモロコシや加工品の価格と共に、鶏や豚、牛の餌代高騰を招くため、肉類の価格上昇も懸念されている。