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福島から巨大こいのぼり寄贈=ライオンズクラブが福祉施設へ

快晴の青空こいのぼりを背に記念撮影する園生たち(提供写真)

快晴の青空こいのぼりを背に記念撮影する園生たち(提供写真)

 福島県の会津塩川ライオンズクラブから、特大のこいのぼり一式が福祉施設「こどものその」に届いた。毎年4、5月にかけて飾っていたものが老朽化し、暴風によって穴が開くなど破損したため代えがなく困っていたという。全部で7点、大きいものは約4メートルのものが寄贈された。
 着任2年目を迎えるJICAシニアボランティアの松下幸子さん(67、島根)が、かつての隊員仲間で福島県喜多方市役所マーケティング課長だった武藤啓一さんに相談したことがきっかけ。松下さんは2度目の任務で、初めての派遣が武藤さんと同期だった。
 武藤さんは福島県人会と協力し、日本酒や喜多方ラーメンの普及に励んでいる。当地の事情にも明るく、日本側で寄贈する団体を探したという。松下さんは「7月に相談したばかり。すぐに目新しいものがきて、大変ありがたかった」と感謝した。
 先月末に届けられたこいのぼりは早速、試しに園内で飾られた。巨大な7匹のこいのぼりが空を泳ぎ、園生らも歓声を上げて喜んだ。