連邦検察庁が14日、ルーラ元大統領とマリーザ・レチシア夫人ら、計8人を資金洗浄などの容疑で起訴したと同日付G1サイトが報じた。
検察によると、ルーラ氏は「ラヴァ・ジャット作戦で摘発された汚職事件の親玉」で、サンパウロ州グアルジャーにある三層住宅の購入・改修費や元大統領の持ち物保管料の形でOAS社から370万レを受け取った事が資金洗浄などの罪に問われた。
ルーラ研究所は年頭から、ルーラ氏はグアルジャーの住宅の所有者ではないと弁明し続けてきたが、検察はこの住宅が贈収賄の手段に使われた事は明らかとしている。
検察が起訴したのは、ルーラ氏夫妻と、OAS元社長のレオ・ピニェイロ被告、同社のパウロ・ゴルジーリョ設計士、ルーラ研究所のパウロ・オカモト所長、OAS元役員のアゲノル・フランクリン・マガリャンエス・メデイロス氏、OASインヴェスチメントス元社長のファビオ・ホリ・ヤマミネ氏、OSA関係者のロベルト・モレイラ・フェレイラ氏の8人で、ペトロブラスブラストとOAS間の事業契約3件に関する賄賂が三層住宅購入費などの形で払われたとされている。