パラリンピック閉会式のために、リオ市マラカナン競技場の芝生の中央部に穴が空いている問題で、リオ五輪組織委広報部長のマリオ・アンドラーデ氏は、「良好な状態に戻すためには30日から35日かかる」と語っている。
「穴は長さ6メートル、幅4メートル、深さ1・5メートル。粘土、石の粉、砂利、砂で埋められる。穴を埋めるためには10日から15日かかり、周辺の草を取り、地面を水平にし、新しく芝を張る。芝がサッカーの利用に耐えうるまでに根付くまでは30日から35日は必要だ、10月30日までには完全な状態に戻したい」とTVインタビューで語った。
同氏はさらに「スタジアムを完全な状態で戻したい。戻り次第すぐに返却する。しかし埋め立て、芝生養生の仕事の質を犠牲にすることはできない。急いで仕上げて、後で問題が出ては元も子もない。急いで工事している事は確かだ。10月30日を越える事はありえない」と続けた。
同氏はまた「穴はそもそも幅34センチで、小さなものだった。土や芝生を完全な状態に戻すために掘り広げたから今の大きさになった。フィールドの中央に排水用の管が通っていない事は調査済みだから心配はない」とし、穴は、地下に張り巡らされた排水システムを傷つけてはいないと強調した。