鹿児島大学が「進取の精神グローバル人材育成プログラム」として開催する、第6回南米研修に参加するため、教員と学生を含む14人が、16日にブラジルに来訪した。
日系移民史や生物多様性などブラジル環境問題、アンケート調査を通じた観光産業などの鹿児島の地域活性化を模索することなどが目的。北部マナウスでは、ブラジル全土の日本語、日本文学、日本文化大学教師学会や、ブラジル日本研究国際学会への参加など、多岐に及ぶ研修を通じて、理解を深める。
参加する学生の関心も様々。水産学部の中村潤平さん(20)は、「アマゾンでの国立公園散策が楽しみ。特に、アマゾン川で魚釣りをしてみたい」と期待を語り、釣り用具も持参してきたという気の入れよう。
団員らはサンパウロ、やアマゾナス両州を中心に巡り、28日まで滞在する予定だ。