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東西南北

 ついにPTの大物アントニオ・パロッシ氏にまで逮捕が及んだ26日のラヴァ・ジャット作戦。その前日の25日、アレッシャンドレ・モラエス法相(民主社会党・PSDB)はサンパウロ州リベイロン・プレットで行なわれた社会団体「ブラジル自由運動(MBL)」の会合で、居合わせたエスタード紙記者に対し「ラヴァ・ジャットは先週もすごかったが、今週もっとすごいことが起きるぞ」と予告していたことが問題になっている。政敵・労働者党(PT)の大スキャンダルゆえ、PSDBのモラエス氏は興奮を抑えられなかったか。「連邦警察を選挙に利用」が万が一本当なら、大問題に発展?
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 25日、リオ都市圏イタボライー市で、市会議員候補のジョゼ・リカルド・ギマリャンエス氏(49)が銃弾を浴びて死去した。同氏は小政党のキリスト教労働者党(PTC)から立候補していた。選挙を来週にも控えた状況で衝撃的な事件だが、もっと驚くべきは、これが2015年以降、リオ都市圏で起きた14人目の殺人事件犠牲者となった立候補者であること。リオでは出馬するのも命がけ、ということなのか。
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 25日のサッカーの全国選手権、フラメンゴはエスピリト・サント州で開催されたクルゼイロ戦で、0―1で負けていたところ、残り時間6分から立て続けに2点を奪い、鮮やかな逆転勝ち。首位パルメイラスとの勝ち点差1は開かなかった。8月13日以来負けのないフラメンゴはパルメイラスにとっては不気味な存在。デッドヒートはまだまだ続きそうだ。