10月に行われる統一選挙に向けて、PMDB(ブラジル民主運動党)からサンパウロ市の羽藤ジョルジ市議(35、三世)=候補者番号15622=が先日来社した。
同氏は羽藤ジョージサンパウロ州議会副議長を父に持ち、2012年の市議選で初当選。今回の選挙戦について聞くと、「始まっていないようで、既に終わっているよう」と表現した。昨年承認された新選挙法のもとで行われた今回選挙戦は、90日から45日にまで大幅短縮されたためだ。
その結果、「候補者が乱立し先行きが見えづらく、皆にとって初めての状況ではないか」とも語る。一方、現職候補としての優位性を感じており、「行く先々で暖かく迎えられた。短い選挙期間のため、有権者は業績を考慮して投票するのでは」と見ている。
ブラジル日系社会のために活動する傍ら、医師としての経験を活かし、スポーツや文化を通じた青少年の社会的包摂や、健康保健を中心としたプロジェクトに力を入れる。「広く市民生活の向上に貢献していきたい」と意気込みを語った。