サンパウロ市市長選で圧勝して以来、ジョアン・ドリア氏の顔をテレビや新聞、雑誌で見ない日がない。現職のフェルナンド・ハダジ市長とは、ガラッと政治的な方向性が変わることが予想される。気になるのは「自転車道」の今後だ。自転車道と言えば、支持率の低かったハダジ政権の4年の中で、最も市民の印象に残ったもの。ドリア氏は「利用者の多いところはそのままにするが、利用していないところは廃止もありえる」との見解を示す。中央分離帯にある自転車道に関しては廃止したい意向だ。こうして市長が変わるたびに、街の風景もまた変わって行く…。
◎
サンパウロ市南部で3日、7時間の時間差で、車を運転していた男性が、自動車強盗に1人ずつ殺害される事件が起きた。1人はカンポ・ベロのインテルラゴス大通りで、もうひとりは、そこから1キロも離れていないカンポ・リンポのフレイ・シスト・タウベール。いずれも車内で携帯電話で話している間に、赤い車に乗った2人組の強盗に撃たれたという。1人目の被害者は母親との電話中で「たった今、胸を撃たれた。助けてくれ」と言い残して息絶えたという。あまりに悲しい生中継を聞かされた母の気持ちや、いかに。
◎
本日6日、北大河州ナタウで、サッカーのW杯南米予選で、セレソンはボリビア代表と試合を行なう。前2節を快勝で飾ったセレソンだが、今日の試合は故障者が出たこともあり、9月とは先発メンバーが4人入れ替わった布陣で戦うことになる。試合の模様は午後9時からグローボTV局で中継される。
タグ:W杯 サッカー ボリビア 自動車 ハダジ サンパウロ グローボ