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リオ州=五輪開催の負担がたたる?=出入り業者への支払い一時凍結を発表

フランシスコ・ドルネッレス、リオ州知事代行(Fernando Frazao/Agencia Brasil)

フランシスコ・ドルネッレス、リオ州知事代行(Fernando Frazao/Agencia Brasil)

 財政危機に瀕するリオ州は6日、フランシスコ・ドルネッレス知事代行の署名入りで、出入り業者への支払いを遅らせる措置を決定したとの官報を発表したと6日付け現地サイトが報じた。
 支払いの一時凍結措置は医療部門、教育部門、保安部門、刑務所管理部門には行われない。支払い一時凍結措置により、予想されるリオ州の負担減は、1億8500万レアルとなる。
 官報にはまた、連邦政府から、リオ州政府に対し、五輪開催に伴う支出のため29億レアルの援助が記されていた。
 連邦政府からリオ州政府への財政援助を定めた暫定措置の、上下両院での承認が10月5日に修了し、それを待ってリオ州官報に29億レアルの資金援助を受け取る事が掲載された。
 しかし実際には連邦政府からの資金援助はリオ五輪前に行われているため、今後新しく29億レアルを受け取るわけではない。
 グスターボ・バルボーザリオ州財務局長は、今回の支払い凍結措置を苦渋の決断だったとしたが、州の財政健全化のためにさらなる緊急措置が必要になるとも語った。