サッカーブラジル全国選手権も残すところ9節となった。首位パウメイラスを勝ち点差3で追う2位フラメンゴに朗報だ。リオ五輪・パラリンピック後初めて、ホームのマラカナン・スタジアムの使用が許可された。
この知らせは、リオ五輪・パラリンピック組織委の幹部が11日にTV局の取材に答えたことで明らかになった。
9月18日パラリンピック閉会式で使われたマラカナン・スタジアムは演出の都合上、芝生の中央に穴が開いており、補修工事が急ピッチで行われていた。
今年の初めから、五輪・パラリンピック開催準備のために閉鎖されていたマラカナン・スタジアムは、五輪・パラリンピック以外では、5月1、8日にリオ州選手権の決勝で特例として使われたのみだった。
昨年の最終節、パウメイラス戦以来、フラメンゴの10カ月ぶりのマラカナン・スタジアムへの帰還となるのは10月23日のコリンチャンス戦だ。
マラカナン・スタジアムが使えないことで、フラメンゴは今年のホームゲームをリオ州内の他の街や、隣のエスピリト・サント州、サンパウロ市、ブラジリアでも開催していた。
遠征距離も大幅に長くなったにも関わらず、ここまで首位に勝ち点差3の2位につけていることは誇るべき事実だ。
ブラジル随一の人気チームであるフラメンゴのサポーターは、2009年以来、8年ぶり6回目の優勝の期待に燃え、遠隔地開催試合でもスタンドを満員にしている。
優勝目指して最終コーナーに入ったこのタイミングでのマラカナンへの帰還は、そんなサポーターの熱気をさらに高め、残りのホームゲームは満員となる事は確実だ。
戦いなれたマラカナンと、満員の観客の後押しを受けて、ペルー代表FWゲレーロや元ブラジル代表ジエゴの他に、GKのブラジル代表、ムラーリャ(元湘南ベルマーレ、当時の登録名はサンターナ)、FWエメルソン(元浦和レッズ)など日本になじみの深い選手もいるこの人気チームの逆転優勝はなるか?(規)
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