ホーム | コラム | 大耳小耳 | 大耳小耳

大耳小耳

 日豪プレスの池口アイク社主と邦字紙の将来について話していると、「日豪にはワーキングホリデーがあるので、日本人はどんどん増えている。司法試験に合格した東大法学部の女子学生が最近、その制度を使って記者に応募してきたので驚いた」とのこと。日本と最初に同制度を始めたのはオーストラリアで、今でも参加者の半数が同国を目指す。2番目はカナダ。日本は計16カ国と協定があるが、ブラジルとの場合、問題は失業率11%という高さか。まずはテメル政権が好況にすることを期待?
     ◎
 20日~11月2日までサンパウロ市内各地で開催されている第40回サンパウロ国際映画祭に合わせ、23日に「シネマ・ジャポネース」が発売された。全232ページ、国際基金が後援している。著者のジョアン・ラナリ・ボーさんは現在はブラジリア連邦大学で映画の講師を勤めており、歴史や制作者などから日本映画を研究をしているという。また、3年間日本に住んだ経験もあるらしい。滞日経験のあるブラジル人視点で日本映画を分析した本作品、映画通なら読んでみては?