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親の信仰を子供に広げるには

 『谷口雅春先生を学ぶ会』が日曜に開催された。日本から参加した講師は、当地のアンゴラ系信者が先祖供養をしたことで、家族の歴史に興味をもって調べ始めて、それから先祖供養を欠かさなくなったとの話をした。「日本文化が伝わったことが嬉しい」と微笑んだ。
 アンゴラ系信者の場合は宗教を通して日本文化、生活習慣の意義を知った。そこから家族ぐるみの信仰になっていけば、末広がりに信徒は増えていく。何事も、きっかけはとても大事だ。
 「子や孫がカトリックなので自分の葬式もカトリック式かも…」と心配する一世の声を聞いたことがある。同様の悩みを持つ人は、いかに自分がその宗教に救われたかを、子供に話してみてはどうか。教団側も家族ぐるみの信仰が持ちやすいように、親の信仰が家族全体に広まるきっかけになるようなイベントを、積極的に企画していくべきではないか。(雪)