JICAブラジル事務所の次長としてブラジルに赴任した佐藤真司さん(47、兵庫)が7日、着任あいさつのため来社した。先月19日に着伯し、ブラジリア事務所で総務経理・広報を担当している。
過去には日系社会青年ボランティアとして、ドミニカ共和国で日語教師を務めていた。またブラジルの前はエルサルバドル、ボリビアのJICA事務所次長だったためスペイン語に堪能だ。
南米諸国を経験した佐藤さんは当地の第一印象として、「国としてのレベルの高さを感じた」とのこと。特にそれを感じたのは、知人がスピード違反で捕まった時だ。「60キロのところを66キロで走り、車のナンバーや違反した際の速度が書いてある赤切符のようなものを見せられて、しっかりと制度が設けられていると感じた」と笑いながら話した。
2020年東京五輪に向け、「ブラジルから日本国内の盛り上がりに貢献したい」と抱負を語った。日系社会については「事務職のため間接的な関わりになると思うが、ブラジリアの日系イベントには出れると思う」と楽しみにしている様子だ。