サッカーブラジル全国選手権は21日までに36節が終了し、パルメイラスが、22年ぶり9度目の優勝をほぼ確実にしている。だが順位表の下、1部残留争いも熱気を帯びている。
不名誉な残留争いの主役を演じているのは、南部の強豪、インテルナシオナルだ。(以下「インテル」)主なOBにはドゥンガ、ファルカンなどがいる。
今年上半期のリオ・グランデ・ド・スル州選手権で優勝したインテルは、全国選手権でも滑り出しは6勝1分1敗と順調だったが、突如大不振に陥り、14試合勝ちなしのチーム史上ワースト記録を作ってしまった。
その後も、チームは一向に浮上しなかった。数度に及ぶ監督交代もカンフル剤とはならず、第35節が終了。残り3試合の時点でも、2部降格圏内から抜け出せずにいた。
第36節のコリンチャンス対インテル戦前日、インテルより順位が一つ上で16位残留圏内のヴィトーリアは勝利して、インテルとの勝ち点差を3に拡げていた。
ブラジルのサッカーファンは敵の不幸をからかうのが大好きで、スタンドのコリンチャンスファン達は応援より、インテルをからかう事に終始し、「オゥオゥオゥ!セグンダ・ディビゾン!」(「お前達は2部落ちだ!」の意)の掛け声が終始響き渡っていた。
敵のファンからの侮蔑的な掛け声に奮起し、是が非でも勝利したいインテル。そこでも、ふがいないなく破れ、ヴィトーリアとの勝ち点差を縮めることはできなかった。
これで、インテルは次節、ヴィトーリアとの勝ち点差がさらに開くと最終節を待たずに降格が決まる瀬戸際に追い込まれた。
最近10年で2回も南米大陸制覇を果たし、その内1回は日本開催のクラブW杯でロナウジーニョ全盛のバルセロナを降して、世界一にも輝いた名門。ついに、クラブ創設以来初の2部落ちが迫っている。 (規)
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