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ABC=強盗が62歳男性を射殺=継娘守ろうとして犠牲に

 大サンパウロ市圏サンベルナルド・ド・カンポで22日、家に侵入した強盗から継娘(まま娘)を守ろうとした男性が射殺される事件が起きた。24日付アゴラ紙などが報じている。
 事件が起きたのは22日夜10時30分頃で、オズヴァウド・ゴメス・デ・オリヴェイラさん(62)宅の一室で、オズヴァウドさんの継娘が運営する美容室に、銃を持ち、仮面を被った強盗が侵入した。
 強盗は継娘と女性客を制圧し、携帯電話と売上金の40レアルを奪ったが、金額が気に入らず、人質2人に奥に行くよう命じた。強盗は途中で階段を見つけ、人質を上の階にあげて金を取ってこさせようとした。
 強盗が人質と共に階段を上っていたとき、顔を出したオズヴァウドさんは、強盗に気付いて継娘を助けようとした。
 オズヴァウドさんと強盗は取っ組み合いとなって階段から転がり落ちたが、強盗は発砲して逃げた。継娘はすぐに救急車を呼んだが、オズヴァウドさんは首筋を撃たれ、既に息絶えていた。
 継娘と客に怪我はなく、警察は置き去りにされた仮面を押収。指紋などから犯人の割り出しを試みている。強盗は現在もまだ逃亡中だ。