サンパウロ市の地下鉄ブリガデイロ駅を出てすぐのビル内にある「桜田医院」(Av. Paulista, 489, conj. 24)が、総合診療所に生まれ変わった。
従来からの歯科、耳鼻咽喉科に加え、総合内科や小児科、泌尿器科が加わり、しかも日本語で対応できる日系医師がそろっており、より複雑な症状に対処できるようになった。
大きな公立の総合病院などでは、待ち時間が長く、院内感染などの危険性もある。健康状態を総合的に把握する「掛かりつけ医師」の存在は、患者の様々な負担軽減につながる。
歯科医院として始まった同院は25周年を迎えた昨年、耳鼻咽喉科の診療室を開院し「桜田医院」と改名。日本語での細やかな相談が可能で、駐在員や一世高齢者も多く通う。
桜田ローザ院長は「急性・慢性どちらの場合も、体全体の健康状態を把握できていれば治療も早い」といい、「特に複数の専門医に通う高齢者の場合は、薬の副作用が心配。主治医がいれば、体全体のバランスを見て不必要な処方箋を切り、体への負担を低減できる」とメリットを語る。
「どの医師も経験が豊富で、日本語も堪能。細かいところまで日本語で安心して相談に乗って頂けます。風邪気味、痛み、めまいといった症状から慢性疾患まで。まずは電話で気軽にご相談を」と呼びかけた。
予約や問合せは同院(11・3266・6838/3287・2502)まで。